がらくたぶろぐ【がらくたがーでん】blog版

| CALENDAR | RECOMMEND | ENTRY | COMMENT | TRACKBACK | CATEGORY | ARCHIVE | LINK | PROFILE | OTHERS |
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | - | - | posted by スポンサードリンク
公正取引委員会と食玩とドリンクキャンペーン[3] 11:01
 過大な景品類の提供や不当な表示を規制することで公正な取引を確保するための法律が『不当景品類及び不当表示防止法』(通称『景品表示法』)という法律です。

 『景品表示法』第1条には、この法律の目的が以下のように書かれています。

(目的)
第1条
この法律は、商品及び役務の取引に関連する不当な景品類及び表示による顧客の誘引を防止するため、私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律(昭和22年法律第54号)【注:通称『独占禁止法』】の特例を定めることにより、公正な競争を確保し、もつて一般消費者の利益を保護することを目的とする。

 『景品表示法』は、“不当な景品提供や表示によって公正な取引が阻害されることを防止し、消費者を保護するための法律である”ということが書かれています。 今回の公正取引委員会から出されたドリンクキャンペーンに対する「注意」「要請」は、この法律の「景品類」に関する規制に基づいたものです。

 続いて、第2条、第3条では「景品類」について、以下のように書かれています。

(定義)
第2条
この法律で「景品類」とは、顧客を誘引するための手段として、その方法が直接的であるか間接的であるかを問わず、くじの方法によるかどうかを問わず、事業者が自己の供給する商品又は役務の取引(不動産に関する取引を含む。以下同じ。)に付随して相手方に提供する物品、金銭その他の経済上の利益であつて、公正取引委員会が指定するものをいう。

(景品類の制限および禁止)
第3条
公正取引委員会は、不当な顧客の誘引を防止するため必要があると認めるときは、景品類の価額の最高額若しくは総額、種類若しくは提供の方法その他景品類の提供に関する事項を制限し、又は景品類の提供を禁止することができる。

 第2条では、「景品類」とは“その方法を問わず、顧客を誘引するための手段として(広義の)商品の取引に付随して提供する物品などで、公正取引委員会が指定したものは「景品類」に該当する”ということが書かれています。
 また、第3条では“公正取引委員会は「景品類」に対する制限・禁止が可能で、具体的な規制の内容を決めることができる”ということが書かれています。
 つまり、公正取引委員会が“これは「景品類」に該当する”と指定したら「景品類」に該当し、その「景品類」に関する規制も公正取引委員会が決めているということです。

 第3条で定められている「景品類」への規制については、公正取引委員会の公示・運用基準に基づいて行われていますが、関連する箇所を抜粋するだけで膨大な量になってしまうので、こちらは内容をまとめたものにします。

「景品類」の分類

【一般懸賞】…くじやジャンケンなど偶然性を利用して景品を提供する方法
【共同懸賞】…一定の地域の小売業者・サービス業者などが共同して行う懸賞
【オープン懸賞】…取引(商品購入など)を条件とせずにTV・新聞などにより応募する懸賞
【総付(そうづけ)景品】…一般消費者に対して懸賞の方法によらず景品を提供する方法

「景品類」に対する規制・景品の限度額

【一般懸賞】※取引価格にかかわらず(1)、(2)両方の限度内でなければならない
[取引価格5000円未満の場合]
 (1)景品類の最高額…取引価格の20倍まで
 (2)景品類の総額…懸賞に係る売上予定総額の2%以内
[取引価格5000円以上の場合]
 (1)景品類の最高額…10万円まで
 (2)景品類の総額…懸賞に係る売上予定総額の2%以内

【共同懸賞】※(1)、(2)の両方の限度内でなければならない
 (1)景品類の最高額…30万円
 (2)景品類の総額…懸賞に係る売上予定総額の3%以内

【オープン懸賞】
 景品類の最高額…1000万円(一部例外あり)

【総付景品】
[取引価格1000円未満の場合]
 景品類の最高額…100円まで
[取引価格1000円以上の場合]
 景品類の最高額…取引価格の10%まで


 このように、「景品類」は4種類に分類され、それぞれに対して景品類の最高額・総額の規制が設けられています。

 今回の“ドリンクキャンペーン”に対する「注意」「要請」は、公正取引委員会が「景品類の分類」に対して“新見解”を示したことと、それに伴い景品類の総額・最高額の規制という面で問題があったことが原因となっています。

 次の項では、「“ドリンクキャンペーン”には、具体的にどういう問題点があったのか?」について見ていきます。
| 公正取引委員会 | comments(0) | trackbacks(0) | posted by もも♂
スポンサーサイト 11:01
| - | - | - | posted by スポンサードリンク
Comment








Trackback
この記事のトラックバックURL: http://garakuta-momo.jugem.jp/trackback/36
<< NEW | TOP | OLD>>