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公正取引委員会と食玩とドリンクキャンペーン[1] 08:38
 “公正取引委員会がドリンクキャンペーンに対して注意を出した”というニュースを読売新聞が報じたのが2005年10月26日。 このニュースはその日のうちにネット上を駆け巡り、テレビでもワイドショーなどのいくつかの情報番組で取り上げられたので覚えている方も多いかと思います。

 まずは、2005年10月までのドリンクキャンペーン関連の動きを時系列に沿って整理しておきましょう。

【2005年8月21日】
 幕張メッセで開催された『C3 × HOBBY キャラホビ2005』会場内・ペプシブースにて2005年9月上旬から展開予定の「GET!! ガンダムSEEDキャンペーン」のサンプルが展示される。
 同時にパッケージのサンプル(写真)も展示されたが、パッケージに透明窓が付き、中のフィギュアが判別できるオープン形式のパッケージが採用されていた。
 この時点では、アニメ『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』が、本編の内容的にも、商業的にもアレなことになっていたため、「“オープン形式にでもしなければ売れない”という判断からだろう」という見方が一般的だった。

【2005年9月上旬】
 サントリー・ペプシツイスト「GET!! ガンダムSEEDキャンペーン」がスタート。
 『C3 × HOBBY キャラホビ2005』で展示されていた通り、オープン形式のパッケージでキャンペーンが展開される。

【2005年10月12日】
 東京ニュース通信社『TV Bros.』で連載されていた宮脇修一・海洋堂社長兼任専務のコラム「専務の異常な愛情」最終回で、“ドリンクキャンペーンに対して公正取引委員会から通達があった”との内容が掲載される。 以下、同コラムより抜粋。 全文はこちらを参照。
「ブラインドのドリンクおまけキャンペーンは客の射幸心をあおるけしからぬものだから、中に何が入っている明記しなければならない」などという通達を公正取引委員会が、数日前に出してきた。 【中略】 食玩ブームがすぎ、人気キャラクターに頼らない「本当の意味で面白い冒険ができる最後のフィールド」であったドリンクキャンペーンも、これで骨抜きになった。 【中略】 我々はドリンクキャンペーンから撤退するだろう。

【2005年10月26日】
 読売新聞・朝刊及び【YOMIURI ONLINE】で“ペプシおまけのガンダムは「懸賞品」…公取委が注意”というタイトルの記事が掲載される。 記事の内容は以下の通り。
【ペプシおまけのガンダムは「懸賞品」…公取委が注意】

 中が見えない袋に入った人気アニメ「機動戦士ガンダム」のキャラクター模型は、消費者の射幸心をあおる「懸賞品」に当たると判断された。約20年前には、ロッテ(東京都新宿区)がシール付きの「ビックリマンチョコ」で同様の注意を受けており、コレクター心理をくすぐる販売戦略に再び「待った」がかかった。

 サントリーは2003年9月から、32種類の「ガンダム」の模型のうちいずれか1種類を袋入りのおまけにして、「ペプシツイスト」ボトル缶などの販売を始めた。おまけは全商品についていれば、通常は「景品」とされるが、ペプシの場合、いくら商品を買っても全種類を集め切れるかどうかは運に左右されるため、公取委は「懸賞品」と認定。懸賞品の価格は商品価格の2%以下でなければならないが、今回はこの制限を超えていたという。

 公取委などによると、模型の中には、めったに入手できない「レアもの」もあり、全種類を集めようとして大量に商品を購入し、飲料のみをインターネットなどで販売するコレクターもいた。全種類そろった模型は、ネットオークションで10万円前後で売買されているという。

 公取委は9月末、サントリーに注意を出すとともに、全国清涼飲料工業会にも、同じような販売手法を取らないよう要請した。サントリーは審査中だった同月上旬に、袋を透明なものに変更した。

 サントリー大阪広報部は「9月から透明化したのは当社独自の判断」としたうえで「飲料業界の一員として、公取委の指摘に従いたい」としている。

【2005年10月26日〜】
 読売新聞の報道を受けて、一般紙・スポーツ紙の各紙が同様の記事を掲載する。
 テレビ各局も情報番組などで取り上げる。

 2005年の夏〜秋のドリンクキャンペーン関連の主な動きをまとめるとこんな感じになります。

 あらためて振り返ってみると、読売新聞の記事では公正取引委員会からサントリーへの「注意」・全国清涼飲料工業会への「要請」は2005年9月末ということになっていますが、2005年8月21日開催の『C3 × HOBBY キャラホビ2005』の時点でオープン形式のパッケージを展示していたということは、少なくとも2005年夏、あるいはその前からサントリーと公正取引委員会の間で“なんらかのやり取り”があったというのは容易に想像ができます。

 また、サントリー・ペプシ関連のドリンクキャンペーンでは、9月上旬の「GET!! ガンダムSEEDキャンペーン」も12月上旬の「GET!! スター・ウォーズ エピソード3 スペシャルボトルキャップキャンペーン」もオープン形式だったのに対し、海洋堂関連のドリンクキャンペーンでは、12月上旬の「キング・コング フィギュアコレクション」、1月下旬の「ダイノテイルズ6 立体恐竜図鑑」「冬の北海道大物産展」までがブラインド形式で、2月上旬の「アルプスの少女ハイジ ボトルキャップフィギュア」以降がオープン形式と、オープン形式のパッケージへ移行する時期にズレがあることから、公正取引委員会の「注意」「要請」へのある程度の猶予期間が設けられていたことが分かります。(これには別の要因もあるかもしれませんが…)

 とはいえ、公正取引委員会の“鶴の一声”で、すべてのドリンクキャンペーンがブラインド形式からオープン形式に移行したのは事実です。 公正取引委員会が示した新たな判断基準とはどういったものだったのか? ドリンクキャンペーンのなにが問題だったのか? 次の項からは『景品表示法』という法律とドリンクキャンペーンの関係について詳しく見ていきたいと思います。
| 公正取引委員会 | comments(0) | trackbacks(1) | posted by もも♂
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