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海洋堂、食玩から撤退?の真相 11:49
 ネット上でも、オフラインの席でも、食玩コレクターの間では「海洋堂が食玩から撤退するらしい」というウワサがまことしやかにささやかれている今日この頃… 中には、具体的な撤退スケジュール(○月の新商品を最後に食玩市場からは撤退…など)まで、さも“すでに決定済みの事実”かのように語られている場合もあったり…

 そういう人たちにニュースソースの提示を求めると、大概の場合は「宮脇専務が『TV Bros.』の連載で撤退を宣言した」という答えが返ってきます… えぇっと… どうやら、「専務の異常な愛情」最終回での“我々はドリンクキャンペーンから撤退するだろう”という宮脇専務の発言が、いつの間にか「食玩撤退宣言」という形になってるみたいですね…

 情報のセンセーショナルな部分のみが一人歩きして、そこに伝聞・推定が紛れ込んでいるみたいで、典型的な“伝言ゲーム状態”だなぁ… なんて思いながら、自分のブログの10月13日分【海洋堂 ドリンクキャンペーンから撤退?】を読み返してみると… ありゃ? 自分も本文の中から数行をピックアップし、食玩全般の話と絡めて書いてるし… こういう編集された情報のみをもとに判断すると、「食玩撤退宣言」みたいな話になっちゃうのかも… と、ちょっと反省…

 つーか、「食玩撤退宣言」だと思い込んでいる方も多いようなので、ぜひ、コラムの全文を読んでみて下さい。


専務の異常な愛情

それでも、海洋堂はフィギュアの居場所を拓き続けるのだ

●小学館と組んで発売した「週刊日本の天然記念物」は、海洋堂の出したフィギュアシリーズの金字塔である。 とにかく才能と原価を惜しげもなくつぎ込み、赤字を出しながらひとつのフィギュアにすさまじい手間と塗装工程をかけた。 我々の他のオマケフィギュアとは桁違いのクオリティ。 もう二度とは出来ないだろう、海洋堂の代表作シリーズだ。 この動物フィギュアシリーズが780円で毎週書店で買えるという状況はどんな結果をもたらしたか? たいして売れなかった。 食玩が大ブームになり、海洋堂の名がとどろき渡り、同じ松村の作ったフィギュア入りのチョコエッグが1億個売れていた時代にだ。
●判っていたことだったが、私たちは再び確信した。 「フィギュアなど本気でほしがっているヤツなんかいない。 金を出してフィギュアを集めたがるヤツなんかいない」。 食玩やガチャポンは、フィギュアを買ってるのでなく「ギャンブルの景品」だからこそ、皆集める気になる。 そのことに誰も気づいていない。 UFOキャッチャーのチープなぬいぐるみ自体を100円出して買う人間はいない。 あれは「ゲームの景品」だから、なぜか欲しくなるものなのだ。
●「食玩ブーム」で少しはその意識はかわったかと思ったら、そうではなかった。 甘かった。 フィギュアを「買う」という概念は、生まれていなかった。 だが、この状況を変えねば我々模型屋の明日はない。 だから“フィギュアバブル”のうちになんとかその面白さに目覚めさせ、可能性を示すための新機軸を打ち出しつづけてきた。 あらゆるプラットホームを求め、これまでフィギュアになったことのない題材ばかりを扱い、より広いところにフィギュアを行き渡らせるためにありとあらゆることをしてきた(ブロスで連載したりね!)。 そのためには「ギャンブルの景品」にフィギュアを貶めることさえ厭わなかった。 そうしなければ、誰もフィギュアを手に取ってくれないのだから。 単なる景品だと思って手にしたものが「感動」を与えることを祈って知恵をしぼってきた。
●我々の5年間は何かを変えただろうか? いや、残念ながら半歩も進められなかったようだ。 同業他社でさえ我々が考えている危機感を感じていない。 そして、我々が築き上げてきた文脈を知ろうともせず、「ブラインドのドリンクおまけキャンペーンは客の射幸心をあおるけしからぬものだから、中に何が入っている明記しなければならない」などという通達を公正取引委員会が、数日前に出してきた。 これがいい大学を出た日本の役人の正体だ。 未開拓地を拓こうと苦闘している意志の邪魔をすることが自分たちの仕事だと心得ている。
●食玩ブームがすぎ、人気キャラクターに頼らない「本当の意味で面白い冒険ができる最後のフィールド」であったドリンクキャンペーンも、これで骨抜きになった。 「いいフィギュア」だけでは、まだ通用しないのだ。 どうしてそれが判らないのか。 我々はドリンクキャンペーンから撤退するだろう。 あるいは、冒険心のない、キャラに頼ったユーザーに媚びるだけのラインナップのシリーズを、口に糊するためだけに手がけるのだろう。
●仕方がない。 また新たな可能性をゼロから構築していくだけだ。


 …と、まぁ、こんな感じで、語られているのは、宮脇・海洋堂社長兼任専務が前々から「持論」として展開している“日本人はフィギュアなんて買わない!”という話と“海洋堂がフィギュアの素晴らしさを啓蒙しても、状況は変わらなかった”という話…
 そして、“公正取引委員会が余計な横槍を入れてくれたおかげで、「本当の意味で面白い冒険ができる最後のフィールド」であったドリンクキャンペーンからも撤退せざるを得ないだろう”という話と“なにも分かってない公正取引委員会への怒り”…

 これを「食玩全般からの撤退宣言」と読み解くかどうかは個人個人の判断、真相は宮脇・海洋堂社長兼任専務のみぞ知る… といったところなんでしょうが…

 個人的には、フィギュアを取り巻く環境は以前と変わりがない(あるいは“食玩ブーム”“フィギュアブーム”の終焉が見え始め、むしろ悪化している)状況の中で、「ファーブル昆虫記」やサッポロの「物産展」シリーズなど、それ単体では商品化が難しい企画も、ドリンクキャンペーンというフィールドでは実現可能だったが、そのフィールドさえもお役人が奪ってしまった。 そんな中でも、海洋堂は“また新たな可能性をゼロから構築していくだけだ”という決意表明だと思いますが… まぁ、その“新たな可能性”がどういったベクトルになるのか? はたして、食玩なのか? は、今後の注目かと…

 今の食玩市場が置かれている様々な状況を考えれば、そう遠くない未来に海洋堂が食玩から撤退するということもあるかもしれませんが、今回の「ドリンクキャンペーンから撤退するだろう」宣言=「食玩全面撤退」という話ではないと思うんですが…
| 海洋堂 | comments(0) | trackbacks(0) | posted by もも♂
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